ピアノ調律師の嫁日記

浜松・豊橋を拠点にピアノ調律とJAZZ演奏に奔走する旦那さんの嫁の日記です。
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傳記小説 山葉寅楠

前回のブログ記事で
山本巴水さんの本が読みたいのに
存在しない…と落胆していましたが、
さすがピアノの街、浜松市!
図書館の閉架図書に有りました!


傳記小説
山葉寅楠
山本巴水著
昭和47年発行

山葉寅楠が和歌山県で過ごした幼少期の様子から
浜松までくる様子、、、
もう、時代劇ですよ!

壺振り(丁か半かの賭博)の
賭場での大騒ぎや
寅楠自身が武士から町人へとなるべく
髷(まげ)を剃り落としたり

150年余前の事ですが
鎖国状態が解かれてから
およそ20年足らずの
そんな時代にオルガンを作ったのか…と
興味深い内容でした。

伝記、と言うだけあって
ヤマハと言う会社設立の歴史ではなく
山葉寅楠そのものの大河ドラマ的な読み物で、
意外だったのは
ピアノ製作にまつわる事が
本文中では触れていない事です。
(2~3ページだけ、外遊中にピアノの不調を指摘するエピソードが出てくる程度)

日本のピアノにまつわる本を
今月はまとめて読みましたが
明治時代の事柄が多く、

山葉寅楠が生きた時代は
本田宗一郎・豊田佐吉・松下幸之助など、
発明家であり実業家が多く生きた時代でもあり、
ピアノを通じて
明治時代に思いを馳せた期間となりました。


*

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